日本に限らず、世界中のあちらこちらで猛暑が続いているとニュースが伝えています。みなさまが健やかに居ることを願っております。今日の夜中午前1時からのセンサリー・アウェアネスの実習は、カナダのトロント近郊(市内から30キロ離れたところ)に在住のルース(Ruth Kerr)さんが世話人でした。ZOOMのホストは、スコットランドのミスティーさんでした。今日は、10分前(午前0時50分)にZOOMに入りましたら、すでに10名ほどの女性が世界中から参加していました。先週私は、欠席したので、チャットでサンタモニカのサラさんとニューヨーク在住のもうひとりのサラさんから、チャットで2週間ぶりの挨拶を受けました。
ルースさんの今日の実習のテーマは、「地球とかかわること」でした。彼女の最初の言葉は、「いま、呼吸は、いかがでしょうか。(coming to breath, breathing.)」で始まりました。この「coming to breath」は、センサリー・アウェアネスの「ただ立ってみませんか?(come to standing)」のニュアンスと同じことかな?と思いました。「すでに自分の中に呼吸が自然に訪れてきていること、自分が無意識にすでに呼吸をしていることに、気づいていますか?」さらに、世話人のルースさんは、「あなたの呼吸は、地球と繋がっていますか?(your breath is conecting to the earth ?)」とつづきました。
「いま、自分が地球や大地を受け入れていますか?(You are inviting with the earth, ground ?)」
「いま、自分のからだの中にリズムを感じていますか?」「たとえば、自分の心臓の鼓動は、いかがでしょうか?」「自分のからだの中のリズムは、自然の中のリズムですか?」「自分のからだのリズムは、地球と繋がっていますか?(human beat is relationship and contact with the earth and a part of nature.)」
「自分の身の回りに居る自然は、自分(私たち)と切っても、切り離すことはできません。(natural elements are nothing separated us and patience of our neture.)」
「それでは、自分のからだのリズムが感じるところに、手を当ててみることができますか?自分の手を、自分のからだのどこでも、自分のからだのリズムを感じるところに、そっと静かに手を当ててみると、どんな感じでしょうか?」「自分のからだのリズムを感じるところに手を当ててみると、自分の手の感じは、いかがでしょうか?」
(注:伊東博著『身心一如のニュー・カウンセリング』第10章ムーブメントと理解・鑑賞の中で、伊東博先生は、シャーロット・セルバーの言葉を紹介しています。「いま自分のなかに起こっているものと、一緒になっているならば(そこから抜け出そうなどと思わずに)、歪曲されたものは解消し、自然のリズムがもどってくる。・・・自然のリズムがもどってくるのには、私たちは、長い、長い時間をかけなければならなくなっているのではないだろうか、と私(伊東博)は考えている。・・・さらに、私たちのからだでいえば、関節や筋肉がコチコチに凝りかたまって、サビついていて(こころの方も同じであることがすぐわかるのだが)、「自然のリズム」がもどるのには、何年も何年もかかるだとうと推定しているのである。・・・音楽のある社会、リズムがいっぱいある生活、それを取りもどさなければ、私たち自身の身心が「自然のリズム」にもどることは非常に困難なことだと思う。ニュー・カウンセリング・ワークショップの「ムーブメント」が、自然のリズムを取り戻す方向に向かうきっかけになれば幸いなことである。・・・「からだのリズム」「こころのリズム」といわれることがある。まさに心身二元論のわざわいを表現している言葉である。リズムという、せっかく、身心一如のところにあるものを、わざわざ、からだのリズム、こころのリズムに分けることはない。それどころか、そのように身心を分けてしまうからこそ、リズムが生まれないのだ、といってもいいのではないだろうか。(同書192-3頁)」)
ルースさんは、「いま居るところで、自分が横になって休みたければ、休んでください。いま、歩きたければ、歩いてください。立ってみたければ、どうぞ、立ってみてください。そのまま、椅子に坐っていたければ、そのままの姿勢で、自分が地球のリズムと一緒にいることを感じていますか?」「いま、自分と地球のリズムは、いかがでしょうか?」「いま、自分は地球(大地)と繋がっていますか?(connecting with the earth ?)」「いま、自分のフェルト・センス(felt sence;からだとこころの気分?)は、いかがでしょうか?」
(注;フェルト・センスの用語は、一般的に、ジェンドリンのフォーカシングの心理療法で用いられている言葉ですが、ここでは、あえて身心一如の状態(気分)と翻訳させていただきました。)
「それでは、これまでのみなさんの体験をシェアーしませんか?いかがでしょうか?」
最後にホストのミスティーさんから、ルースさんの9月23日・24日のトロント郊外での対面式ワークショップのアナウンスがあり、午前2時に終わりました。
以上簡単ですが、今日の午前1時からのセンサリー・アウェアネスの実習のご報告でした。